ホスファチジルセリンは、脳を活性化させる成分として、最近にわかに注目を集めている物質です。

 

ホスファチジルセリンにはどんな効能があるの?

 

この物質はリン脂質の一種で、アミノ酸の一つであるセリンのリン酸塩に、脂肪酸が結合した構造となっています。

 

リン脂質には様々な種類があり、代表的なものといえば卵黄や大豆を由来とするレシチン(ホスファチジルコリン)が挙げられます。
レシチンは生物の細胞膜を構成するために欠かせないものであり、また、脳の神経細胞の主要成分ともなっています。
ホスファチジルセリンは、レシチンを代表とする各種リン脂質の中では微量物質と言えるものであり、全てのリン脂質の3%程度の含有量しかありません。
ところが、脳神経細胞においてはその割合が10%にもなり、そのために脳を作る栄養素として知られるようになりました。

 

ホスファチジルセリンは脳の血流を良くして神経伝達物質をスムーズに運ぶ働きをするので、脳の老化を食い止める効能があります。また、傷ついた神経細胞を蘇生する働きもあるといわれているので、脳細胞が大量に死滅している場合でも効果が期待できるのです。他にも、軽度のアルツハイマーの改善効果や、うつ症状の改善、ADHDからくる症状の緩和、各種ストレスの軽減などの効果もあると言われています。更に、記憶力の増進や筋肉増加といった効果も見込まれるので、加齢による衰えが気になり始めた人だけでなく、成長期の子供にとっても有効な成分と言えます。

 

では、これらの効能を得るためにはホスファチジルセリンをどれくらい摂取すればいいのでしょうか。
ホスファチジルセリンは細胞を構成する成分の一つであるため多くの食品の中に幅広く存在します。比較的多く含まれるものとしては、大豆、鶏肉、豚肉、卵、落花生などが挙げられますが、前述のようにその含有量はごく微量であるため食事によって十分な量を継続的に摂取するのはかなり困難といっていいでしょう。
なので、確実な効果を期待するのであれば、食品から摂取するよりはサプリメントを利用することをお勧めします。